[Intro] 雨が止んだ わけじゃない ただ警報が 鳴らなくなった 空の月には 傷があり 街は暗さを 恐れている [Verse 1] 駅の画面に 名前が戻る 消えた人ほど ゆっくり光る 誰も拍手を しなかった 泣く場所さえ 忘れていた ガラスの寺は 割れたまま 僧兵たちは 仮面を脱ぐ 回路桜の 地下の庭で 少女が母の声を 聞いた [Pre-Chorus] 勝利というには 静かすぎて 平和というには 傷が深い けれど誰かが 傘を閉じた 空を初めて 肌で受けた [Chorus] 雨後の鋼 冷たく光れ 壊れた街に 朝を映せ 雨後の鋼 忘れないで 刃を置いた 名もなき人を 雨後の鋼 錆びても歌え 涙はもう 番号じゃない 雨後の鋼 ここから 人の弱さで 明日を作る [Verse 2] 塔の床には 刀が残る クロムの刃に 花びらひとつ 誰が拾うか 誰も決めず 皆でしばらく そこに立った 黒い契約の 印は薄れ 彼は妹へ 短く泣いた パン屋の娘は 配線を外し 焼きたての匂いが 路地へ戻る [Pre-Chorus] 自由というには まだ怖くて 未来というには 道が狭い けれど誰かが 名前を呼んだ 返事がひとつ 雨に上がった [Chorus] 雨後の鋼 冷たく光れ 壊れた街に 朝を映せ 雨後の鋼 忘れないで 刃を置いた 名もなき人を 雨後の鋼 錆びても歌え 涙はもう 番号じゃない 雨後の鋼 ここから 人の弱さで 明日を作る [Bridge] ネットの奥で ときどき鳴る 彼の声では ないけれど 「弱さを斬るな 鎖を斬れ」 その一行だけ 街に残る [Instrumental Break] 赤い桜は 今も咲く 銅の枝から 水が落ちる 衛星の月は 傷を抱き 見張る代わりに ただ浮かぶ [Final Chorus] 雨後の鋼 冷たく光れ 壊れた街に 朝を映せ 雨後の鋼 忘れないで 刃を置いた 名もなき人を 雨後の鋼 錆びても歌え 涙はもう 番号じゃない 雨後の鋼 ここから 人の弱さで 明日を作る 雨後の鋼 静かに鳴れ ネオンの灰に 種を隠せ 雨後の鋼 終わりではない 街は跪いた だが眠らない [Outro] 雨がまた降る やさしく降る 黒い鎧の 跡を洗う 誰も将軍の名を 呼ばない ただ人の名を 呼び合っている